メルマガ第81号

(2019年9月5日発行)毎月随時発行(記事、論文等の引用は太文字)
   URL:http://marugame-kodomo-nihongo.net/merumaga.html
◆紙芝居エンターテナー「鶯のジョー」こと山野嘉昭さんがひろばを8月24日(土)訪問されました。
 鶯のジョーの紙芝居ショーの始めに、ひろば参加の子ども4名それぞれが「アンパンマン」紙芝居の登場人物の役になりきり、絵に合わせ、セリフを精一杯語りました。声は小さくとも、みんなの前で演じることができたことはとてもよかったと思いました。
◆ひろば200回開講に伴い、「外国人先輩に聞き、そして話そう!」
 来月10月に、まるがめ子どもにほんごひろばが開講して以来、200回を数えることになることを記念して、ひろばの同窓会を開く予定です。これまでひろばに参加した子どものうち、中学校、高等学校などに進学している先輩を招き、子どもたちと交流してもらうとともに、ひろば参加者ではないが、現在
来春の就職に向け職業訓練に励むパキスタンとフィリピン青年から、子どもたちにエールを送ってもらうことを企画しています。ご関心のある方は参加自由ですので、どうぞお越しください。
 と き 平成31年10月26日(土)10:30~12:00
 ところ 丸亀市城乾コミュニティセンター2階小会議室
◆介護福祉士,看護師目指す外国人、落ちても「特定技能」へ 8/11(日)朝日
 介護の人材不足を解消するため、政府は経済連携協定(EPA)で来日した外国人が目指す試験に落ちても帰国せず、在留資格「特定技能」に移行して介護現場で働けるようにする取り組みを進めている。すでに介護福祉士の候補者は移行できるようにしたほか、看護師の候補者も移行対象にすることを検討している。厚生労働省によると、介護人材は2025年度に約34万人不足する見込み。4月に導入した新しい在留資格「特定技能」では、介護分野は5年間で6万人の受け入れを見込むが、不足解消のめどは立っていない。
 一方、EPAに基づく在留資格は、介護や看護の現場で働きながら、介護福祉士や看護師の資格取得をめざすものだ。合格すれば在留資格を上限なく更新できるが、不合格なら介護福祉士候補者は最長5年、看護師候補者は最長4年で帰国しなければならない。
 制度が始まった08年度以降、介護福祉士の候補者はインドネシア、フィリピン、ベトナムから18年度までに約4,300人が来日。計1,724人試験を受けたが、約4割にあたる739人が不合格だった。政府は5月、得点が合格点の5割以上などの条件を満たした人が希望すれば、日本語試験などを経ずに「特定技能1号」に移行できるように運用要項を改正。特定技能1号は最長5年働けるため、あわせて最長10年働けるようにした。
 さらに今後、看護師試験に受からなかった人も、一定の条件を満たせば特定技能に移行可能にすることを検討している。
●一緒に考えませんか!
 「ロールモデル」について考えませんか。
 外国につながる子どもたちの多くは、自分の進学や就職など将来の展望に大きな希望をもてなくなっています。その理由は、日本語、特に学校での学習言語が十分に理解できず、そのため学力が伸びていかないといった子どもたち個人の問題だけでなく、子どもたちを取り巻く社会、日本人との関係性やかかわりが非常に希薄であるといった社会関係に問題があると思います。身近に暮らす同国の外国人青年が日本で働いている姿を見ることがロールモデルになります。子どもたちと社会、地域との関わりをもっと増やす試みが求められます。
 ロールモデルとは、「いろんな職業をもった社会人や外国人市民、企業などとの出会いの場を設けることで、子どもたちの将来に対する展望や主体的な人生設計を促し、具体的に社会で生きていくことがイメージできるようにすること」である。子どもたちかがロールモデルとの交流や対話を通じて、進路や将来に対する前向きな「意欲」、社会や職業に対する「興味関心」など、将来への展望を描き、自らのアイデンティティの形成やそれに向けた具体的な行動を動機づける学びを得ること。」(聖泉大学森講師論文から抜粋)
◆編集後記
10月25日(土)開催の「外国人先輩に聞き、そして話そう!」も、ローモデルを意識した企画です。「将来、何になりたい?」とか、「将来の夢は何?」と子どもたちと話し合ったり、ゲストのパキスタンとフィリピンのお兄ちゃんに質問したり、一緒にゲームしたりすると楽しいですね。
■編集・発行 香川まるがめ子どもにほんごひろば事務局 文責:安藤 
〒761-2407 丸亀市綾歌町富熊5034-14 TEL:080-3921-9414
E-mail: qzp10324@gmail.com