メルマガ第93号

 (2020年9月7日発行)毎月随時発行(記事、論文等の引用は太文字)
   URL:http://marugame-kodomo-nihongo.net/merumaga.html
◆また来れた、また会えた 「にほんごひろば」再開 毎日 香川版 8月25日
https://mainichi.jp/articles/20200825/ddl/k37/040/398000c
 外国にルーツを持つ子供たちが日本語を学び、地域における居場所にもなっていた「まるがめ子どもにほんごひろば」が、長期の休講を経て7月から再開した。丸亀市の城乾コミュニティセンターで毎週土曜に開かれてきたが、新型コロナウイルスの影響で2月末から開けない状況が続いていた。再開を子供たちは喜び、運営を担うボランティアたちも気持ちを新たにしている。「センセーイ、こっちに来て!」8月下旬。ひろばを訪ねると、10人の子供たちが元気な様子で机に向かっていた。平仮名や漢字の書き取りなどに取り組み、分からないところがあると、ボランティアに声を掛ける。
※5日(土)のひろばは、12名の子どもたちが参加した。これに対し、支援するボランティアは5名の参加であり、厳しい状況です。今後の人材確保があいかわらず課題のままである。また、この日は、上記の毎日新聞を見てきたというNHKの記者が訪問した。来週にはカメラを持ち込んでの取材の予定です。
◆外国人の子どもの教育を受ける権利と修学の保障 ―公立高校の「入口」から「出口」まで 令和2年(2020年)8月11日 日本学術会議
地域研究委員会 多文化共生分科会
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-24-t289-4.pdf?fbclid=IwAR0C0H54EZv2-OhHaNb6om_LfeoCqpqEydfEdSdI57A8aN_0C1_6npEBEdo
提言の要旨
 後期中等教育における外国人生徒に関する施策は、義務教育段階に比べて大幅に遅れている。とりわけ、高校進学率や中退率をめぐる全国平均と日本語教育が必要な外国人生徒の間の著しい格差は、早急に解消に向けた対策がなされるべきである。(詳しい内容は、上記URLから確認してください。)
① 外国人生徒が多い地域や高校における「多文化共生コーディネーター」「多文化共生担当教員」(仮称)の創設など
◆丸亀市福島町の古民家を拠点にした、地域住民が外国人住民らと出合い、つながるひろばづくりをスタートします。
 このプロジェクトは、現在の城乾コミュニティセンターでのひろば活動は引き続き実施するとともに、福島西自治会の住民の皆さんやひろばの日本語ボランティア、国際協力関係者、外国人支援者、大学研究者ら十数名が「丸亀ふくしまみんなde わが家(仮称)」実行委員会を結成し、本年11月から実施します。
JR丸亀駅の北側に位置する住民約400人の福島町では、商業機能が衰退していく中、一人暮らしの高齢者約50人を含む高齢者世帯が増加しており、また、造船業等への外国人労働者の移住が進み、現在約60人の外国人住民が暮らしています。地域のコミュニティ活動は主に高齢者が担っており、空き家も多くなり、地域の住民同士のつながりも弱く、地域力はますます低下してきています。また多くの外国人住民は、狭い人間関係のもと、言葉の問題から必要な行政情報へのアクセスも難しく、日本人とつながる機会も少ない状況にあります。
さらに、近年の自然災害の多発傾向の中、高齢者や外国人住民など地域における災害弱者への防災対応などが求められており、日本人住民と外国人住民が同じ地域に住む住民としてお互いが理解し合い、協力しながら地域活動を支えていくことが、今後長く暮らすことになる外国の子どもたちにとっても重要な課題となっています。
そこで、コロナ禍の中、感染予防対策を徹底したうえ、SDGs(丸亀市も2020年3月の「第2期丸亀市未来を築く総合戦略」でも位置づけ)として次の取り組みを実施することにしています。
〇自治会開催の健康づくりや生涯学習など各種の会合〇外国人住民を含む住民相互の交流のためのイベント開催、カフェや物品の販売〇外国にルーツをもつ子どもたちとその親とのコミュニケーション向上のための日本語教室〇外国にルーツをもつ子どもたちへの学校の宿題や教科学習支援のため寺子屋活動
〇外国人住民の自助グループと地域住民との協働によるコミュニティサロンの開設〇地域日本人住民への多文化理解を深めるための外国語教室や外国料理の提供〇外国人住民への在留関係や子育てなどの生活相談、地域活動など生活講座の開催
  上記の取り組みに賛同され、参加や支援をご希望の方は、080-3921-9414 安藤までご連絡よろしくお願いします。
◆編集後記
 今後のメルマガでは、城乾コミュニティセンターでのひろば活動に加え、福島町での「丸亀ふくしまみんなde わが家(仮称)」の活動も取り組み状況に応じ掲載していくことにしています。引き続き、ご愛読よろしくお願いします。
■編集・発行 香川まるがめ子どもにほんごひろば事務局 文責:安藤 
〒761-2407 丸亀市綾歌町富熊5034-14 TEL:080-3921-9414
E-mail: qzp10324@gmail.com
※メルマガ配信を希望されない方は、空メールをお送りください。