2015.7通算第19号~2015.9通算第21号

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「まるがめにほんごひろば」メールマガジン             
~外国にルーツをもつ子どもたちとその保護者の学習支援等に向けて~ 
通算第19号(2015年7月31日発行)毎月1回月末及び随時発行予定    
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◆目次◆
【1】今号のトピック
◆第2回7月4日、第3回7月18日開講の「香川まるがめ子どもにほんごひろば」報告
◆夏休みまるがめにほんごひろばを8月5,6,7,8日の4回開講します。
【2】外国人住民等に関する統計
◆平成26年度日本語教育実態調査について(文化庁)
【3】研修会・講演会情報
◆JIAM(全国市町村国際文化研修所)講演 「多文化共生の新時代」第4回 今こそ、考えるとき
~NPOとの協働~ 特定非営利活動法人 多文化共生マネージャー全国協議会 理事 土井 佳彦氏
【4】新聞記事・行政機関の記者発表記事・その他情報提供
◆外国人技能実習生,労災とまらず千人超 過労死手続きも(朝日新聞DIGITAL)
【5】自由書き込み欄
【6】編集後記
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【1】今号のトピック
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◆第2回7月4日、第3回7月18日開講の「香川まるがめ子どもにほんごひろば」報告
○第2回7月4日
参加児童は4名、すべて城乾小学校児童。ペルー3名、フィリピン1名(母親同伴)
ペルーの3名(女子)は第1回に引き続きの参加。フィリピンの1名(女子)は、お母さんに付き添われ初めて参加した。
支援者は、学習サポーター4名、四国学院大学から2名、安藤の計7名であった。
○まず、初めて参加したフィリピンの女子にはレディネステストをインタビューで行い、日本語レベル、漢字、算数の学力の状況をみた。その後、インタビュアーがレディネステストの結果を受け、その児童への支援の内容を考え、支援に当った。日本語レベルは数年間日本で生活していた母親からの指導があるもののまだまだ低いが、算数は学年相当のレベルにあると考える。
○第3回7月18日
参加児童は4名、すべて城乾小学校児童。ペルー3名、フィリピン1名(母親同伴)
第2回とほぼ同じメンバーが参加した。小学1年生の女子は、第1回に続き2回目での参加である。1年生なので、根気よく学習するのは難しいので、楽しみながら、読み書きの練習をすることに心がけた。
フィリピンの女子は、算数、理科が好きであるが、文章題の理解が深めるため、教科書の読み聞かせ、読み書きの練習を重点的に行った。
その他の2年と5年の女子2人は、持参した宿題を黙々と取組んだ。2年生の女子は時計の何分前、何分後のところの理解を、5年生の女子は、算数での小数点計算の理解を深めた。
◆夏休みまるがめにほんごひろばを8月5,6,7,8日の4回開催します。
毎月第1・第3土曜日のひろばとは別に、夏、冬、春の休み期間に開講するひろばは、今年は、8月上旬の4日連続での実施となった。今年の1学期終業式は台風の影響で繰り上げとなり、児童への周知が遅れてしまい、事務局としては責任を強く感じている。とはいえ、関係者の協力を得て、多くの児童の参加を期待したい。城乾小学校の夏休み登校児童への連絡や学校近くの教会、市国際交流協会FaceBookでの周知をお願いした。
【2】外国人住民等に関する統計
◆平成26年度 日本語教育実態調査について(文化庁)
・日本語教育実施機関・施設等数は1,893 となっており,平成25 年度(1,961)より68(3.5%)減少した。
・国内の日本語学習者数は174,359 人となっている。東日本大震災の影響等を受けて平成23年度に大幅に減少したが,平成24年度からは3 年連続で増加している。
・国内の日本語教師数については,平成26年度で32,949人となっており,平成25年度の31,174人より1,775人(5.7%)増加した。
・学習者の出身地域別では,アジア地域が143,538 人(82.3%)と最も多く,国・地域別では,中国が63,520 人(全学習者の36.4%),ベトナムが26,409 人(15.1%),ネパールが9,681 人(5.5%)の順となっている。
・日本語学習者数は,174,359 人と増加傾向であるが,在留外国人数(212 万1,831 人(平成26 年末現在,法務省調べ))に占める割合が高くないこと(8.2%,平成25 年度は7.5%),また,地域によっては日本語教育の実施に当たって課題を抱えているところもあることから,日本語教育を実施する機関・施設等に対する支援が重要である。
・文化庁では,「生活者としての外国人」のための日本語教育事業や地域日本語教育コーディネーター研修等を通じて地方公共団体や特定非営利活動法人等が行う日本語教育に対して支援を行っている。
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2015072901.html
【3】研修会・講演会情報
◆JIAM(全国市町村国際文化研修所)講演 「多文化共生の新時代」第4回 今こそ、考えるとき~NPOとの協働~ 特定非営利活動法人 多文化共生マネージャー全国協議会 理事 土井 佳彦氏
兵庫県北部に位置する豊岡市は、人口約8万2千人、そのうち0.6%(520人)が外国籍市民である。約半数を中国籍者が占め、フィリピン、韓国・朝鮮、ベトナムと続く。また、市内北部は日本海に面し、海水浴場や温泉地もあることから、海外からの観光客誘致にも力を入れており、東アジア諸国を中心に年間1万人近くが訪れている。近年このまちで、NPO法人にほんご豊岡あいうえお(河本美代子代表)による興味深い活動が展開されている。同団体は、日本語教育にとどまらず、外国人住民が抱える様々な生活上の悩み事を解決しようと集まった市民が、但馬地域に住むすべての人にとっての暮らしやすい環境づくりを目的に、2012年に設立。注目すべきは、寄せられた外国人住民の悩み事の解決を自団体の活動の範囲内にとどめず、行政等に対して具体的な解決策を提案し、協働で取り組んでいく仕組みを作っていることだ。2014年、文化庁からの委託事業の一環として、外国人の子育てに関する悩みや各種行政サービス情報を病院や保健所、行政の関係部署等と共有する「子育てネット」を結成。あいうえおスタッフがコーディネーターとして、相談者と関係機関をつなぎ、適切かつ迅速に対処にあたっている。また、外国人住民向けの防災講座を開催し、市の担当職員を講師に招いたところ、通常の説明では外国人に十分に理解してもらうことが難しかった。担当職員は「これでは防災無線から災害情報を流しても伝わらない」と気づき、市はあいうえお事務所に防災無線を設置し、FAXと合わせて避難情報等を伝達することを決め、2014年11月10日に覚書を締結。あいうえおからは、やさしい日本語や外国語で外国人住民に情報を届ける。これを機に同月26日には、さらなる支援拡大を見込み、市と豊岡市国際交流協会との間にも同様の覚書が結ばれた。2013年度にJIAM多文化共生マネージャー養成コースを修了したスタッフの岸田さんによれば、今夏も台風情報等を多言語で発信し、外国人住民から「わかりました。助かりました。」といった声が届いているという。そして今年、6月1日の改正道路交通法施行に際しては、「自転車のルール」を18言語に翻訳し、ウェブサイト上で公開。だれでも無料でダウンロードできることから、県外の外国人支援団体のサイトにもリンクが貼られるようになった。言語数の多さについて河本代表は「外国人観光客でレンタサイクルを利用する人も多く、情報提供が必要だと感じた」と、今後も翻訳言語数を増やす予定だ。なお、この翻訳は「やさしい日本語」版をもとに在住外国人の協力を得て行われており、彼らの社会参画としての意義もある。外国人散住地域で、支援の担い手となる市民活動団体も少ないまちでは、こうしたマルチに活動を展開するNPOの存在意義は非常に大きく、公的機関にとっても頼りになる存在だろう。しかしあえて苦言を呈せば、子育てや災害、交通法規といった誰もが必要とする情報については本来、各情報の発信元が多言語で提供すべきだ。NPOの活動は、なすべきことがなされていない現状を課題と認識し、自主的に取り組むものである。そこに無償での依頼や過度な依存が続けば、活動はもとより団体の存続自体が危ぶまれることを忘れないでほしい。行政委託から外れたNPOが活動休止に至る団体や、それまで予算がついていた事業を無償または廉価での継続を求められ運営に行き詰まるケースが全国各地で散見される。好事例に支えられている今のうちに、今後の多文化共生推進における官民協働のあるべき姿を考えてみてはどうだろうか。
NPO法人にほんご豊岡あいうえお
http://www.eonet.ne.jp/~aiueo-nihongo/index.html
豊岡市「災害時における市内の外国人への情報伝達に関する覚書」
http://www.city.toyooka.lg.jp/www/contents/1415610055310/index.html
【4】新聞記事・行政機関の記者発表記事・その他情報
◆外国人技能実習生,労災とまらず千人超 過労死手続きも(朝日新聞DIGITAL)
政府が受け入れ拡大を図る外国人技能実習生の労災事故が、2010年に労働環境に配慮し制度が見直された後も増えており、13年度に初めて1千人を超えた。東海3県が上位を占め、岐阜では異例の過労死認定へ手続きが進む。
 実習生の受け入れ団体や企業を指導する国際研修協力機構(JITCO)のまとめでわかった。機構が把握する労災事故は1993年度の制度導入から受け入れ拡大とともに増え、13年度は1109人に達した。13年度に労災事故にあった人の国籍はアジアに集中し、中国705、ベトナム156、インドネシア118、フィリピン86。都道府県別では愛知が129と最多で、三重71、広島64、岐阜60、大阪58と続き、東海3県をはじめ製造業が盛んな地域が目立つ。長時間残業による実習生の過労死も出ている。茨城県のめっき加工会社に勤めた31歳の中国人男性の過労死を、労働基準監督署が10年に認定。厚労省が統計を取り始めた11年度以降の認定はないが、朝日新聞の取材では、岐阜県の鋳造会社で働き27歳で心疾患で急死したフィリピン人男性の認定へ手続きが進んでいる。JITCOは受け入れ側に「日本語の理解や作業上の危険情報の不足が原因で労災が起きたケースもある」と配慮を求めている。
【5】自由書き込み欄(このメールマガジンへの注文、ご意見をお寄せください。いただいたご意見などを踏まえ、みんなで意見を交換し、いいメールマガジンにしていきましょう。)                                            
【6】編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━
7月19日(日)と26日(日)に丸亀カソリック教会を訪問した。この教会は城乾小学校の西350mにあり、日曜日にはミサにペルーやフィリピン国籍などの外国人住民も多く集う場所である。城乾小に通う外国にルーツをもつ児童も多いと聞き、夏休みのひろばへの参加を呼び掛ける目的で訪問した。1日目は、ひろばに参加してくれていた子ども2名を見つけ、チラシを手渡したほか、教会関係者が午後の教会の子ども集会に配布してもらうことを約束してくれた。2日目は、教会からのお知らせという形でミサが終わったあと参加者に周知してくれたほか、カンバラ神父からスペイン語でのひろばの説明があり、そのあと神父に謝辞を述べた。また、まるがめひろばに参加したことのなる子どものペルー人夫婦と出会い、3人の子どもが参加できるようお願いした。いささか敷居は高いが、教会と連携をもつことも、今後の子どもたちへのサポートに役立つものと考える。
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■編集・発行 まるがめにほんごひろば事務局 文責:安藤 
〒761-2408 
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TEL:080-3921-9414 FAX:0877-86-6328
E-mail: qzp10324@kir.biglobe.ne.jp
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「まるがめにほんごひろば」メールマガジン             
~外国にルーツをもつ子どもたちとその保護者の学習支援等に向けて~ 
通算第20号(2015年8月31日発行)毎月1回月末及び随時発行予定    
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◆目次◆
【1】今号のトピック
◆夏休みまるがめにほんごひろばを8月5,6,7,8日4回開講しました。
【2】新聞記事・行政機関の記者発表記事・その他情報提供
◆岡山県の外国人児童生徒に対する日本語及び教科学習指導・支援の状況と課題
◆マイナンバー 社会保障・制番号制度 ※多言語での資料 (内閣官房)
◆EU、移民・難民対策に24億ユーロ供出へ(YOMIURI ONLINE)
【3】自由書き込み欄
【4】編集後記
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【1】今号のトピック
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◆夏休みまるがめにほんごひろばを8月5,6,7,8日4回開講した。
これまで3年3期開講してきたが、今年のように4回連続開講は初めてである。
小学校への周知が十分できなかったため、参加人数が少なくなることが懸念された。
以下参加状況
 8月5日(水)参加児童数7名、学習サポーター数5名、アイパル香川より南米研修生4名
 8月6日(木)参加児童数8名、学習サポーター数5名、アイパル香川より南米研修生1名
 8月7日(金)参加児童数4名、学習サポーター数7名、アイパル香川より南米研修生2名
 8月8日(木)参加児童数7名、学習サポーター数7名、アイパル香川より南米研修生2名
参加児童数は、4~8名とやや低調であったが、学習サポーター数が思うように確保できなかったため、結果としては、6日を除き、マンツウマンの対応が可能となった。
ペルーの姉妹2組のうち1組は、毎回参加し、終始、姉妹同志意識しながら精力的に宿題を仕上げていった。二人とも、自分のペースで宿題を進めるなど勉強への意欲が感じられ、一部苦手な科目はあるが、このまま進んでもらいたい。もう1組の姉妹は、少し歳が離れおり、それぞれ独自の課題があるが、これから、さらに子どもに寄り添うことで、科目の苦手意識も解消し、日本語好き、読書好きになってもらいたい。また、双子の姉妹を含めた3名の兄妹のうち、兄は漢字が読みづらく、社会の問題を理解するに時間を要した。姉妹は、とてもおとなしく、声も小さいが、勉強に自信がつけば、伸びると思う。この組も今後のサポートの大切さを感じさせられた。母親と共に参加するフィリピンの女子は、フィリピンからの途中入学であり、日本語力の向上とともに、学力はアップするものと考える。算数への興味が強く、問題の文章が理解できれば、もっとレベルアップする。サポートを続けたい。
40分2回の個別での学習スケジュールのあと、集団活動として、フルーツバスケット、バースデイラインなどで、サポーターも加わり、みんなで楽しんだ。夏休みにしたいことをひとり一人発表した。小さい声であるが、今後、少しずつ大きな声になるよう期待していきたい。
【4】新聞記事・行政機関の記者発表記事・その他情報
◆岡山県の外国人児童生徒に対する日本語及び教科学習指導・支援の状況と課題
この論文は、これまで、岡山県の子どもたちへの指導、支援に関わった、山陽学園大学の教員による分析である。下記のウエッブで一読してほしい。
ここでは、論文の内容からは離れるが、岡山県と香川県の違いについて、私の意見を書いてみた。
岡山県は、香川県とは瀬戸内海を隔てた対岸の県だが、在留外国人数は、平成26年12月末現在、21,270人で、香川県の8,946人の2.38倍と散在地域といっても、事情は少し異なるようだ。さらに、日本語指導を必要とする児童生徒数をみると、香川県の98人に対し、岡山県は75人と驚くほど少ない。在留外国人数に対する日本語指導を必要とする児童生徒の比率で比べると、香川県は、1.09%、岡山県は、0.35%で3倍もの差がある。これは、何を意味するのか。岡山県では、子どもたちへの日本語指導が十分行き届いている結果、少ないのか、日本語指導を必要とする児童生徒数を報告する岡山県の教員の判断基準が厳しいのか。逆にあいまいな基準で報告しているのか。その理由はわからないが、少なくとも、岡山県では、子どもたちへの支援が本格的に開始されたのが平成10年ころからというから、香川県で、日本語サークル「わ」の会が高松市から協働事業の委託を受けたのが確か平成20年ころだから、10年は先行していたことになる。岡山大学、山陽学園大学な大学関係者の積極的な関与や県教育委員会主催の連絡協議会の開催、ブラジル人学校が総社市に設立されたり、県国際交流協会が5年間継続して「子ども日本語学習サポーター養成講座」を開催したり、サポーターの学校への派遣事業を開始したり、「子ども日本語学習支援ガイドブック」を刊行したり、昨年には外国の子どもたちの交流会が開催されるなど、常に、先駆的な取り組みが行われている。その結果も、日本語指導を必要とする児童生徒数に表れていることはあるように思う。香川県でも、今後とも岡山県のような取り組みが行われることを期待したい。
http://www.sguc.ac.jp/assets/files/d-kiyou/2013/08yamane.pdf
◆マイナンバー 社会保障・制番号制度 ※多言語での資料 (内閣官房)
平成27年8月4日 【26カ国語対応】日本に住民票がある外国人の方へ、マイナンバー制度の周知

http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/otherlanguages.html
◆EU、移民・難民対策に24億ユーロ供出へ(YOMIURI ONLINE)
欧州連合(EU)は10日、中東やアフリカから欧州に押し寄せる移民や難民への対策費として、加盟国に対し2020年までに総額約24億ユーロ(約3288億円)を供出することを決めた。移民受け入れ施設の整備や国境管理の費用などに充てられる見通し。
 割り当ての対象で最も額が多いのは、船で漂着する移民らが多いイタリアで、総額約5億6000万ユーロ(約767億円)。密航船が多いギリシャも約4億7400万ユーロ(約649億円)を受け取る。一方、英国は既に緊急支援を受けていることから、今回は割り当て対象には含まれない。
 中東情勢の不安定化などを受けて、今年に入って海路で欧州に押し寄せる移民・難民は10万人を超えている。このため、イタリアなどの各国がEUに対策を求めていた。
【5】自由書き込み欄(このメールマガジンへの注文、ご意見をお寄せください。いただいたご意見などを踏まえ、みんなで意見を交換し、いいメールマガジンにしていきましょう。)                                            
【6】編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━
夏休みも終わり、9月5日(土)から、まるがめにほんごひろばが再開します。前回のチラシの第1・第3土曜日の表示では子どもたちには理解しづらいという意見があったので、今回の新しいチラシでは、直接開講日を記載することにしました。また、中学生でも事前に相談があれば参加できることを5言語で明記しました。皆さんの意見を踏まえ、より良いチラシづくりにも取り組みます。
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■編集・発行 香川まるがめ子どもにほんごひろば事務局 文責:安藤 
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高松市丸亀市綾歌町富熊5034-14
TEL:080-3921-9414 FAX:0877-86-6328
E-mail: qzp10324@hotmail.com

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「まるがめにほんごひろば」メールマガジン             
~外国にルーツをもつ子どもたちとその保護者の学習支援等に向けて~ 
通算第21号(2015年9月30日発行)毎月1回月末及び随時発行予定    
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◆目次◆
【1】今号のトピック
◆夏休み明けのまるがめにほんごひろばを9月5日(土)から再開
【2】研修会・講演会情報
◆日本語指導者スキルアップ講座IN TOYONAKAに参加した堤透さんからの報告(平成27年7月25日)
◆香川にほんごネット事務局 山下直子先生からの情報提供です。
1.文化庁 日本語教育研究協議会
2.兵庫県国際交流協会講演会
【3】書籍・論文の紹介
◆外国人の子どもにみる三重の剥奪状態(お茶の水女子大学教授 宮島 喬氏)
【4】新聞記事・行政機関の記者発表記事・その他情報提供
◆平成26年度における留学生の日本企業等への就職状況について(法務省)
◆国家戦略特別区域家事支援外国人受入事業に関する指針
【5】自由書き込み欄
【6】編集後記
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【1】今号のトピック
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◆夏休み明けのまるがめにほんごひろばを9月5日(土)から再開
開催状況 9月5日(土) 児童数 5名 サポーター数 5名 四国学院大学学生ボランティア 1名
     9月19日(土)児童数 1名 サポーター数 7名
夏休み明けもあってか。9月5日(土)は、それでも5名の参加があったが、シルバーウィークの初日とぶつかったためか、9月19日(土)は、過去最低の1名となった。これまでの4回(夏休みを除く。)の平均参加児童数は、4.2名。再度、チラシ配布を行いたい。
【2】研修会・講演会情報
◆日本語指導者スキルアップ講座IN TOYONAKAに参加した堤透さんからの報告(平成27年7月25日) 
とよなかJSL日本語指導ボランティア会員が12の教案例について報告された。
田中 薫代表—–大阪教育大修士卒(’77)以後教育大付属、大阪市立中などで教職。’89から16年間、帰国した子供の教育センター校で教職(’05)。その後5年間、市立中学での日本語指導担当。その後こども日本語教育スーパーバイザーとして活動し、とよなかJASLを結成。学校での成績を上げるための日本語力を身に着けさせる事に注力。
豊中市の特徴 帰国子女が多い、中小学校、幼稚園児への月一回帰国者
教室、国際交流センター —-月木金 日本語講座あり(阪大学生ボラなど)
日本語指導は1年、長くて2年で卒業させる。
(1)文字、カタカナやり直し (全学年)
カタカナ読み書き(平仮名と類似のカタカナ、カタカナ同志で似ている字などをまとめて、速度を上げて)
絵カードで読み・書きスピードアップ、併せて上位概念も。
(2)形容詞文初級 (小学高学年)  
25組50個の形容詞を大きな図表に示し一気に覚えさせる。2語文から4語文へ、「これ?」と「ここ?」の違い、これは豚です」「ここはしっぽです」「は」と「が」の違い「豚は しっぽが 短いです」
(3)初期の動詞文型  (小学高学年、中学)
動詞をグループ分けせず、一気に多様な助詞と動詞の組み合わせを指導、直感的に正しく助詞が使い分けられるように、4~5語文へ常体(友だち、家族)と敬体(先生、目上)での肯定・否定の使い分け、「うん。うううん。」「はい。いいえ。」絵カードで助詞と動詞の使い方、組み合わせを。
(4)ことばのきまりへの導入 (小学高学年)
助詞の正しい使い方、5Wを意識した文を作るカードゲーム5枚で5語文を作る。
(5)時をあらわす言葉初級 (中学、小学高学年)
その月のカレンダーを書く(日付、曜日、月、週、日にち 読み方)一日の中の時間(24hr)の流れ、時間の概念を持つ、時間帯の表現、学校の行事や長期の休暇などを年表にまとめる。
(6)用言のつなぎ 初級 (中学、小学高学年)
形容詞文2文を繋ぐ、表現したい内容によって異なる繋ぎ方、一文の接続助詞と二文の接続詞の使い方
順接、逆接、添加など。
(7)修飾用法・中級 (中学、小学高学年)
豊かな修飾節を使って、詳しく説明が出来る。 修飾節を使う、公園などの情景の絵を見て、情景を豊かに表現する。5W1Hを考えて、短文を長文化する。
(8)感情と理由の表現・中級 (小学校 中・低学年)
原因・理由と感情の因果関係を表現する文を作る。絵の人物を見てどうしたのか(原因・理由)を言い、感情を表現する。気持ちを表す語彙と絵カード。
(9)瞬間動詞(結果動詞)と継続動詞(動作動詞)  (中学、小学高学年)
「動詞」の性質を知り「ている」の使い方を知る。時間の流れと、場面の転換を理解し正しく表現する。
3枚の絵カード(食事前、中、後)について、繋ぎの言葉(まだ、これから、いま、もう、など)を適切に使って文作り。
(10)雨ふりの絵 上級 (中学、小学高学年)
人が家を出かける時に雨が降っている絵を見て「家を‥‥  、雨が降‥‥  」の文を完成させる。学習者の心情、場面などを考慮して、文を作る。更にこれを昨日、今、明日などの時点を想定して、文章を作る。
(11)比較文型、程度副詞 初・中級   (中学、小学高学年)
寒帯から熱帯までの服装の違う人物の絵を見て、比較表現と副詞を使ってその状況の違いを明確に表現出来るか。服装の異なる二人を比較し、正確に詳しく違いを話す。 日本地図、世界地図を使い四季の流れを含めて二地点の気候の違いを考え言葉で表現する。地理の学習につなげる。
(12)四則計算 (足し算、引き算)初級   (全学年)
子どもたちは四則計算に使われる表現の多様性に付いて行けない。果物、動物、文具など数個ずつ描かれた絵カード、または実物を単に数字の計算だけでは不足。数の概念が身に付いているか。1-30までをすらすら言う。30から反対に、1-30の 偶数だけ、奇数だけ、を言えるか。合わせて10になる数 (直感的に言えるか)。ものの絵や実物を見て足し算の表現を言う。どんな言い方が有るか。「あわせていくつ」「みんなでなんこ」「ぜんぶでなんぼ」「長さ、重さ、かさ」などの単位も使えるか。足し算の問題文の大事な部分はどこか。問題文を作らせる。引き算に付いても同様に。
以上の日本語指導は日記が書ける、子どもどうしの話し合いが出来るまで。
学校で覚えた事は強い。言葉遣いで間違った場合、意識を持たせて訂正する。
◆香川にほんごネット事務局 山下直子先生からの情報提供です。
1.文化庁 日本語教育研究協議会(大阪・福岡)
■日時:平成27年10月3日(土)10:30?16:45
■会場:エル・おおさか(大阪府労働センター)
  分科会の参加申込締切:平成27年9月16日(水)
■日時:平成27年10月24日(土)10:30?16:45
■会場:福岡朝日ビル(福岡県福岡市博多区博多駅前2-1-1)
  分科会の参加申込締切:平成27年10月7日(水)
http://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/kyogikai/h27/index.html
2.兵庫県国際交流協会講演会
■日時:平成27年度10月19日(月)14:00~17:00
■会場:公益財団法人兵庫県国際交流協会 3階会議室1
■講師:當作靖彦先生(カリフォルニア大学サンディエゴ校)
http://www.hyogo-ip.or.jp/tousaku_kouenkai/
【3】書籍・論文の紹介
◆外国人の子どもにみる三重の剥奪状態(お茶の水女子大学教授 宮島 喬氏)
2013年7月に掲載された論文である。氏は、フランス社会学研究者として出発し、ヨーロッパ諸国におけるナショナル・マイノリティと移民に関する研究を進めている。そして移民問題については、フランスにおける移民の第二世代の教育、就労、社会参加に焦点をあて、また、その知見から日本の移民問題についても発言している。(以下、筆者要約)
貧困から変換されていく剥奪には、「時間的貧困」、「関係性の貧困」、「機会の貧困」という「三重の剥奪」がある。外国人労働者は日本的雇用では低賃金のほか賞与や福利厚生から排除され、この大きな格差を縮減するため就業時間を増やす結果、子どもとの時間を持てない「生活時間の貧困」を背負う。さらにこれらは親子の精神的つながりを希薄にし「関係性の貧困」が結果する。また、高校への進学、その修了のいかんは貧困か否かの分かれ道といわれ、これをなんとか通過しても、そこから先の人生を切り開いていく上で、身近な、社会的ひろがりのある人間関係、社会的適応のノウハウ、利用可能な制度の知識など社会関係資本が貧しく、そして外国人ゆえに差別されてきた経験から、積極的に行動できないという「機会の貧困」が生じる。・・・(貧困の再生産、親以上に不安定な就労の道しか進めないといった、重く苦しい現状がつづられている。)
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/oz/657/657-02.pdf
【4】新聞記事・行政機関の記者発表記事・その他情報
◆平成26年度における留学生の日本企業等への就職状況について(法務省)
  http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00101.html
◆国家戦略特別区域家事支援外国人受入事業に関する指針
http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000132212

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【6】編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━
埼玉県熊谷市で6人が殺された事件で、ペルー人が容疑者として逮捕された。被害者宅2階から転落後意識不明ののち、回復してきてはいるが、未だ事件の真相は解明されていない。いつになっても、外国人住民の犯罪事件には、胸が痛くなる。断固忌むべき行為であることはもちろんであるが、自分が選んだ道とは言え、母国を離れ、経済面、また目に見える、見えない差別を含め精神面を含め、過酷な生活を余儀なくされている外国人のメンタルヘルス対策について、そろそろ日本人社会も目を向けてもいいころではないだろうか。そう考えるのは、私ひとりではないように思うのだが。
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