2019年度ひろば実績報告書


 事 業 名 2019年度まるがめ子どもにほんごひろば
主催者 住 所 丸亀市綾歌町富熊5034-14
団体名 香川まるがめ子どもにほんごひろば
代表者名 会長 安藤 州一
電話番号 080-3921-9414
開催日時 平成31年4月6日(土)~令和2年2月22日(土) 43回 9:30~12:00
開催場所 丸亀市城乾コミュニティセンター 2階小会議室・和室
対象者・参加者数(※昨年度46回の実績)
外国につながる小学生・中学生
〇参加児童生徒数延べ334名 (※268名)
(丸亀市立城乾、城坤、城西、城北小学校の児童
・丸亀市立東、西中学校の生徒)
(1回平均 7.8名(※5.8名)
〇実数 25名(うち中学生3名)(※23名)
 (内訳:ペルー12名、フィリピン5名、中国5名、ほか3 )
〇学習サポーター数 延べ283名(※320名)
 (1回平均 6.7名(※6.6名)
〇実数38名(※34名)
 (内訳:サポーター14名、四国学院大生20名、香川短大生4名)
参加費・入場料等 無料
(実施内容)
○宿題の支援(児童が持参した計算ドリル・漢字ドリル・国語、理科、社会の
       問題帳、語句の書きとり、読書感想文、日記など)
○児童生徒が希望する学習の支援
(図鑑を見ての会話、ひらがな絵カードなどを使っての言葉練習、折り紙
作成など)
○集団活動
・時節に合わせた日本文化体験(かるた、福笑い、節分)、クリスマス
・すごろく、積み木、トランプ遊びなど
  ・ハンカチ落とし、はないちもんめ、かごめかごめの集団遊び
〇他団体からの出前講座受け入れ
① 県介護福祉士協会出前講座(6/29)協会職員3名
・子どもたちに装具をつけて高齢者を疑似体験した。
② 紙芝居エンタテナー鶯ジョー(8/24)
・アンパンマンの登場人物になって紙芝居体験
〇ようこそ先輩
  フィリピン、パキスタンの青年の話を聞く会を開催
    青年の体験談から自分の将来を考えてもらう。
〇保護者との意見交換会(福島西自治会長宅)
  参 加 フィリピン7名、ペルー1名、ひろばボランティア5名、
      その他参加者3名
以下、ボランティアから寄せられた感想です。
〇今年度は小学校の低学年の参加児童が多く、学習に集中できない児童や他の児童
 の学習の進行に支障を与える児童などにより、ボランティアとしては、全体の統
率が難しい場面がままありました。今後、ボランティアとしての適切な対応が求
められると感じました。
〇同じ小学校の児童であり、日々顔見知りであっても、他国の外国につながる児童との交流はあまり積極的でないと感じることがあり、児童間の交流に配意する必要を感じました。
〇ボランティアは出来る限り子どもの学習をアシストしていますが、子どもの側
は、その準備ができていません。子どもの学習意欲を向上させ、学習効果を上げるには文科省の指導要領に沿った指導とテクニックと指導経験も必要です。時間も短いです。ボランティアに出来ることは、準備の出来ない子に、ひろばで主要科目の学年別プリントをコピーして、課題をあたえることです。また、「こどもひろば」は外国をルーツとする子どもたちの居場所と考えます。
〇毎週土曜日になれば勤めに出るように城乾コミュニティへ子どもたちに会うために行くのが日課でした。外国にルーツがある子どもたちですが、全く日本の子どもたちと同じで、少し日本語に乏しいところが彼らです。宿題を私たちボランティアと一緒にするうち、とても仲良くなり、絆が生まれていたと思います。可愛くて仕方がありません。近い将来、彼らが高校に行き、自分の将来の目標を持ち進んで貰いたいと私たちは願っております。
〇私たちの取り組みは、大海の一滴にさえ匹敵しないかもしれない。しかし、大人に対する確かな信頼とそこから生まれる未来への彼らの希望を私は信じています。小さな関わりであっても、そこに目を向け情熱を持って接しています。彼らは、来るべき日本社会の大切な資源であり宝だからです。
〇外国にルーツを持つこどもたちも、そうでないこどもたちも、学校外の地元の大人に求めているものは同じだと理解する機会でした。日本語を教える場ではなく、学童保育を無償で提供していると感じることもありました。

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